スカラシップドライバーのレース参戦報告 HOME

JSS F4スカラシップドライバー安達 元気選手のレース参戦報告
『JAF地方選手権F4東日本シリーズ第3戦』
大会名 2005 もてぎチャンピオンカップレース 第3戦
期 日 2005年 7月 3日
開催場所 ツインリンクもてぎ
参加台数 11台

安達選手、初表彰台をゲットするも最車検で失格、天国と地獄を味わう
毎戦、成長を見せる安達元気選手だが、ようやく3戦目にしてポテンシャルを発揮、素晴らしいレース内容で最後は2位にも届くか、というところまで追い上げて3位表彰台を獲得した。
喜びのシャンパンファイト、しかし、その後の再車検でインテークの負圧検査でバキュームが上がらず、失格の裁定を受けてしまう。ドライバーとしてはどうしようもなく、悔しい思いを噛みしめる結果となる。
一方、岡田選手、位高選手が優勝した1.2戦、彼らに切り込むのは切替選手、3つ巴の争いはより激しさを増し今年のF4東日本シリーズを興味あるものにしている。果して勝者は。
○7月2日(土) 公開練習 
気温が30度を越え、晴れてはいるものの、むし暑く、路面温度は50度にも上っている。
安達選手は1本目の走行はユーズドタイヤによる走行で、高い路面温度にタイヤのグリップダウンが起こり、アンダーステアやパワーオーバーも出てコントロールが大変だが、それも練習と頑張って走る。
2本目はNEWタイヤに交換し、予選アタックと決勝のレースラップを想定したメニューでセッションに望んでいる。
全体では切替選手が一人1分55秒台を出し、岡田選手、位高選手、大西選手、安達選手と続いている。
○7月3日(日)公式予選 
前日夕刻から雨が降り出した、決勝日は幸い曇り、気温22度、路面29度と前日より大きく下がった。
予選開始、岡田選手は早々にアタックすると1'53.95の素晴らしいタイムをたたき出し、ピットに入る。
昨日から好調の切替選手、それに位高選手が2、3番手で1分54秒台で続いている。
安達選手は予選開始から5分程経ってからコースイン。2周タイヤを暖めてからアタックに入る。2周続けてアタックしたが思うタイムが出ない。昨日から変わった路面コンディションやタイヤ温度に合わせたドライビングがまだ上手く出来ない。1周クーリングラップを取り再度アタックすると若干のタイムアップを果たし、1分55秒台に入れると順位を6位に上げて予選を終了した。
予選結果
Pos No. Name Time Type Car Name/Team
1 74 岡田  暁 1'53.954 WEST 006 シールドテクスEMS006無限
2 20 切替 優太 1'54.518 WEST 006 ZAPSPEEDディノ006
3 8 位 敬 1'54.625 WEST 056 K.IPRO EMS056戸田
4 55 大西 寿茂 1'55.102 WEST 006 ゴードン ZAP 006
5 51 鴨下 英幸 1'55.761 WEST 006 GOLDON エンドレスZAP
6 10 安達 元気 1'55.934 WEST 056 RTW ZAP戸田JSS056
○決勝レース 
スタートでは、切替選手が遅れ、6位スタートの安達選手がロケットスタートを決めた。
・安達選手のレポート「レッドランプ消灯。素早くクラッチミートしスタートダッシュに成功。前車の隙間を縫って前へ前へ。2台抜いて1コーナー進入。3位の選手よりこっちの方が立ち上がりが良い。一気に抜きたいところだが抜ききれず4位で3コーナーをクリア。このまま食い付きチャンスを伺おうと思っていた1周目終盤〜2周目序盤で手痛いミスを犯してしまい一気に3秒程離されてしまう」
レースは位高、切替選手の2位争いが激しく、先頭を走る岡田選手は独走状態になる。6周目に切替選手は位高選手を捕えると、その勢いのままどんどんトップを走る岡田選手に迫って行く。そして10周目、ついに切替選手は岡田選手を抜きトップに踊り出た。
一方、安達選手も頑張りの走行で、前を行く3位の位高選手にジリジリと詰め寄る。最終コーナーの立ち上がりをうまく決め1コーナーでインに飛び込む。位高選手が少しはらむ、そこにノーズを入れ込むと遂に3位へと上がった。
10周を過ぎたあたりから2位を走る岡田選手のエンジンが不調を訴えはじめる、やがて安達選手がどんどん迫る。最終ラップ、先頭は切替選手、ついに2位の岡田選手に安達選手がピタリと付いたが抜くには至らず、その順位のまま3位でチェッカーフラッグを受けた。
F4では初表彰台となる安達選手は多くの支援者の見守る中、嬉しいシャンパンファイトとなる。
しかし、この後の再車検で、バキューム検査で規定値に上がらず無念の失格となってしまう。
インマニ部には問題なく、エンジン内部に問題が発生しているようで、安達選手には何とも辛い結果となった。
切替選手が優勝したことで東日本シリーズは3戦とも優勝者が異なる接戦となり、ポイントも3名が同ポイントに並び、今後のシリーズポイント争いも目が離せないものとなった。
レース結果
Pos No. Name Lap Total Type Car Name/Team
1 20 切替 優太 12 23'11.121 WEST 006 ZAPSPEEDディノ006
2 74 岡田  暁 12 23'21.007 WEST 006 シールドテクスEMS006無限
3 8 位 敬 12 23'24.792 WEST 056 K.IPRO EMS056戸田
4 55 大西 寿茂 12 23'25.629 WEST 006 ゴードン ZAP 006
5 51 鴨下 英幸 12 23'31.277 WEST 006 GOLDON エンドレスZAP
6 4 曽我 和郎 12 23'46.297 WEST 976 ホーオンBP976TODA

10 安達 元気 失 格 WEST 056 RTW ZAP戸田JSS056
JSS F4スカラシップドライバー安達 元気選手のレース参戦報告
『JAF地方選手権F4東日本シリーズ第2戦』
大会名 2005 富士チャンピオンレースシリーズ第1戦
期 日 2005年 5月 21/22日
開催場所 富士スピードウエイ
参加台数 14台

新生富士スピードウェイもスリップ有効の面白さはそのまま
果して新しい富士のコースはどんなものか、誰しもが興味持って臨んだレースであった。素晴らしい設備、新しいコースレイアウト、それに綺麗な路面は以前の富士スピードウエイとは思えぬものだが、バックの美しい富士山と有効なスリップストリームは健在していた。
レースは波乱含み、ポールのドライバーがそのまま逃げ切れないのが富士。今回のレースも同様に順位の入れ替わりの激しい、しかし、クリーンファイトの素晴らしいレースが展開された。
参戦2レース目となる安達選手も、彼を応援する多くの人と垂れ幕の中、このテクニカル&超高速バトルに挑んだ。
●練習走行 5月20日(金) 
今回の参加台数は14台と前回より2台増え、金曜の練習日から全車が走行に入った。
安達元気選手も4本を走行し、コースに慣れると同時にセッティングを進めるが、全体的なグリップ感が無いことと、アンダーステアに苦しんでいる。
新しいコースゆえ、各参加者は走行毎にデータも蓄積され、それと同時に毎走行タイムアップを計っているが、そうした中、全体では前回優勝の岡田選手、位高選手、切替選手が好タイムを出している。
●公式予選 5月21日(土)
昨日よりも厚い雲に覆われ富士山も見えなくなった。
安達選手の作戦は、セッション前半は自分の走りに徹し、後半にスリップを使うというもの。
まずは単独でアタックに入り、タイムを出そうと走行するが、ところがタイヤが暖まってもグリップ感が得られず良いタイムが出ない。止むを得ずスリップ作戦に切り換える。しかし、ことごとくスリップを外されてしまい、結局、前日のタイムよりも遅いタイムのままセッション終了してしまう。

位高選手は、この予選中に3速ギアを破損してピットイン。また、初戦で優勝した岡田選手のマシンがエンジン不調でピットインしてくるが、エンジンのバラツキは直らず最後尾となってしまう。
この間、気合の入った走行を見せた切替選手が1分42秒台を、ただ一人記録してポールポジションを奪った。
予選結果
Pos No Name Car Type Best Time
1 19 切替 優太 ZAPSPEEDディノ006 ウエスト006 1'42.684
2 8 位高 敬 ヨシヤカンパニー 056戸田 ウエスト056 1'43.023
3 55 大西 寿茂 ゴードン ZAP 006 ウエスト006 1'43.353
4 51 鴨下 英幸 GOLDON エンドレスZAP ウエスト006 1'43.417
5 11 杉野 甫 エーワンSS976改戸田 ウエスト976 1'43.593
6 1 久保田 克明 PCIプラネックス006MRF ウエスト006 1'43.931
7 10 安達 元気 RTW ZAP戸田JSS056 ウエスト056 1'44.279
●決勝レース 5月22日(日)
曇り空だが、幸い雨の降る様子はない。
新しいF1方式のスタートシグナルによりスタートは切られた。セカンドポジションの位高選手の加速が悪い。クリーンスタートを切った後続に飲み込まれて1コーナーに向かう。
安達選手は抜群のタイミングでクラッチミート。一気に3台を抜き去り4番手で1コーナー進入。なおかつ外からかぶせて3位に上がる。そのままトップグループに付いて行くが、ヘアピンで前車の早めのブレーキングに追突を避けるため外側に振った時に1台に抜かれ4位に落ちる。そしてストレートに戻る頃スタートで順位を落とした位高選手にスリップストリームを使われている。
1周目通過は、切替、大西、鴨下、安達、位高選手の順でコントロールラインを通過。
新しいコースは以前よりスピードが落ちたとは言うものの依然スリップストリームが有効で、3周目に鴨下選手が大西選手を下し、4周目にはその大西選手を位高選手が抜く、また、最後尾からスタートした前回優勝の岡田選手もスリップを毎周有効に使ってぐんぐん順位を上げてきている。
8周目のストレート、2位まで上がった位高選手が切替選手を捕えてついに先頭に立つ。切替選手もピタリと付いて周回するものの抜き返すには至らない。
9周目には安達選手に追いついた岡田選手がスリップを使いパス、これで安達選手は6位だ。
岡田選手は11周目には4位の大西選手に襲いかかる、ドッグファイトの1コーナーでは大西選手がスピンを演じ順位を落とすと、何と、それまで3位を走っていた鴨下選手がS字でスピン。めまぐるしく入替わる順位争いに決着がついた。
最終的には、位高、切替、岡田、安達選手の順となり、予選では7位と不調だった安達選手も終わってみれば前回に引き続き4位でフィニッシュすることが出来た。
レース結果
Pos No Name Car Type Lap Total Time
1 8 位高 敬 ヨシヤカンパニー 056戸田 ウエスト056 15 25'43.182
2 19 切替 優太 ZAPSPEEDディノ006 ウエスト006 15 25'43.570
3 74 岡田 暁 シールドテクスEMS006戸田 ウエスト006 15 25'48.407
4 10 安達 元気 RTW ZAP戸田JSS056 ウエスト056 15 25'54.355
5 51 鴨下 英幸 GOLDON エンドレスZAP ウエスト006 15 26'00.599
6 11 杉野 甫 エーワンSS976改戸田 ウエスト976 15 26'03.404
JSS F4スカラシップドライバー安達 元気選手のレース参戦報告
『JAF地方選手権F4東日本シリーズ第1戦』
大会名 2005 もてぎチャンピオンース 第1戦
期 日 2005年 4月 17日
開催場所 ツインリンクもてぎ
参加台数 12台

2005年開幕、今年の東日本シリーズは面白くなりそう
2005年もいよいよ開幕戦を迎え、昨年のFJ日本一決定戦にて見事スカラシップドライバーに選ばれた安達元気選手もF4初参戦をツインリンクもてぎで迎えることになった。
今年のF4東日本シリーズは03年度チャンピオンの位高選手、昨年チャンピオン争いを演じた切替選手にFJからステップアップを果たした安達、岡田、鴨下、大西選手がどう挑むのか興味が尽きない。
また、予選では3秒4の間に全12台が収まるという接近したものとなり、今年の東日本シリーズは内容の濃いレースが展開されそうな気配である。
●日本F4協会占有走行 4月16日(土)

前日の走行でシフトリンケージやアクセルワイヤーのトラブルであまり走れなかった安達選手は、この走行から集中して挑む。そして2本目の走行ではニュータイヤを投入し、予選アタックのシュミレーションを行うが、まだニュータイヤのハイグリップを完全に使いきることが出来ない。
そして3本目には決勝レースのシュミレーションとしてロングを行う。安定したラップを刻めるものの、全体的にもう少しタイムを上げる必要がある、との課題が残るものだった。
そうした中、岡田、切替、位高選手が好タイムをマークしている。また、レース前日のテストとしては全車無事に走行を終えた。
●公式予選 4月17日(日)

予選開始後、序盤からタイムを出してきたのは前日から好調の岡田選手である。切替、位高選手が続くが、この3台によるポジション争いは毎周のように入れ替わり、なかなか面白い予選となっている。
安達選手は予選開始後、少し待ってからコースイン、タイヤを傷めないよう慎重に暖めてからアタックラップに入って行った。しかし、タイミング悪く、丁度ピットアウトしてきた車にひっかかってしまい、次の周に再アタックを試みる。細かなミスをしつつも4番手タイムを出すと、続けて次の周に入るが、ところがタイヤのグリップの落ちを感じると、レースへのタイヤ温存を考えピットイン、タイムアタックを終了した。
一方、最後までアタックを続けた位高選手はチェッカーを受けると同時にタイムを更新、それまでトップに位置していた岡田選手のタイムを3/1000秒上回り、劇的なポールポジョン獲得となった。
予選結果
Pos No. Name Time Car Name/Team
1 8 位  敬 1'52.842 ヨシヤカンパニー056戸田
2 74 岡田  暁 1'52.845 シールドテクスEMS006無限
3 19 切替 優太 1'53.276 ZAPSPEEDディノ006
4 10 安達 元気 1'54.478 RTW ZAP戸田JSS056
5 51 鴨下 英幸 1'54.634 GOLDON エンドレスZAP
6 55 大西 寿茂 1'54.951 ゴードン ZAP 006
●決勝レース 4月17日(日)
天候は快晴、4月というのに、むしろ暑いほどの陽気となった。
12台のF4マシンがシグナルの消灯と同時にスタートを切った。ところがポールポジションの位高選手がスタートミス、大きく遅れる中、安達選手が1コーナーでインを刺して3番手に繰り上がる。
先頭は岡田選手、続いて切替選手、そして安達、位高選手の順で1周目を終える。
安達選手は位高選手のプレッシャーを受けながら走るが、何とか抑え込んでいる。しかし3周目の90度コーナーでインを刺されて4位に順位を下げるが、その後、懸命に付いて走るが、だんだんタイヤのグリップが落ち始めると、その差は開いて行く。
位高選手はその後の追い上げ、今度は切替選手とテールツーノーズの接戦を繰り広げるが、終盤に切替選手も下し、2位に上がる。
しかし、トップを独走する岡田選手には届かず、岡田、位高、切替、安達の各選手の順でチェッカーフラッグを受けた。
レース結果
Pos No. Name Lap Total Delay Best Lap Type Car Name/Team
1 74 岡田  暁 12 23'03.951 149.87Km/h 1'54.421 3/12 WEST 006 シールドテクスEMS006無限
2 8 位  敬 12 23'09.144 5.193 1'54.786 7/12 WEST 056 ヨシヤカンパニー056戸田
3 19 切替 優太 12 23'10.153 6.202 1'54.884 2/12 WEST 006 ZAPSPEEDディノ006
4 10 安達 元気 12 23'15.235 11.284 1'55.181 3/12 WEST 056 RTW ZAP戸田JSS056
5 51 鴨下 英幸 12 23'16.932 12.981 1'55.126 8/12 WEST 006 GOLDON エンドレスZAP
6 55 大西 寿茂 12 23'20.885 16.934 1'55.443 3/12 WEST 006 ゴードン ZAP 006