ロジスティクス関連の推薦教科書
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一言で「ロジスティクス」と言っても、それを教えている学科は経済、経営、マーケティング、経営工学というように複数あります。したがって、「管理」という切り口で必要な知識も、かなり広範囲を必要とします。
ざっくりと切り口を以下にあげます。

マーケティング(流通)
経営学(Business Administration)
交通学
管理会計
経営工学・OR(在庫管理、輸送システム、倉庫内システム)

ここでは、特に企業経営に絞ってロジスティクス管理全般を学ぶための教科書として使えるレベルのものをご紹介します。ロジスティクスの個々の活動についてはそれぞれ良書がたくさんでていますが、それの紹介は割愛します。




和書
佐原寛二編著『データで知る流通の科学』成山堂書店, 2000年
経済学部の学生用。経済学的観点から見るための本。
D.Simichi-Levi他著、久保幹雄他訳『サプライ・チェインの設計と管理』朝倉書店, 2002年
経営工学関連の学部生向けのテキストとしてお薦めです。このテキストを使用したい方のための教師用ガイド、本の誤植については久保先生作成の以下のページをご参照ください。
http://www.tosho-u.ac.jp/~kubo/lecture/lecture2.htm
英語が得意または挑戦したいのなら、洋書で推薦する同著者の第2版をお奨めします。
D.J.バワーソックス他著、松浦春樹他訳『サプライチェーン・ロジスティクス』朝倉書店, 2004年
ロジスティクス大家のバワーソックスの教科書。経営学部の学生向けです。ただし、ロジスティクスを勉強していることを前提として書いてありますので、事前にロジスティクス管理についての勉強を行っておいたほうが良いでしょう。
齊藤実編著、『3PLビジネスとロジスティクス戦略』白桃書房, 2005年
この本は、講義で3PLを教える場合の指定教科書として最も適しています。
3PLについて使えるテキストは、日本語のみではなく、英語でもほとんどありません(少なくとも私の読んだ範囲では)。なぜそうなるのか。3PLビジネスは欧州の方が進んでいるが、教えるためのテキスト作りの得意な米国ではそれを十分に理解していないからです。この本は日本、米国、欧州をそれぞれ章を立てて書いていますので、背景となるそもそもの緩和する以前の規制を意識しながら読めば、より一層楽しく読めます。
湯浅和夫編著『90分でわかる「物流」の仕組み』かんき出版, 1997年
私も書いています。学術的ではありませんが、ロジスティクス管理のポイントはおさえています。古いわりにはちゃんとグローバル物流、サプライチェーンもカバーしています。
洋書
Douglas M. Lambert, Stock James R., James R. Stock, "Strategic Logistics Management", 4th ed., Irwin, USA,2001.
マーケティング分野からみたロジスティクスの教科書。
私がロジスティクス管理を勉強するのに参考にした本。
Ronald H. Ballou, "Business Logistics Management", 4th ed., Prentice Hall, USA, 1998.
Ballouもロジスティクス学界の重鎮の一人。第3版からSCMを視野にいれた内容となっている。第2版は日本語に翻訳されているが、サプライチェーンの前の段階のもので、おまけに絶版です。英語で読みましょう。
David Smichi-Levi, Philip Kaminsky, Edith Smichi-Levi, "Managing the Supply Chain," McGraw-Hill, 2003.
第2版になりケースが充実しました。著者らは工学系の方ですが、経営学のテキストとしても使えます。



参考図書
『基本ロジスティクス用語辞典』 第2版 ロジスティクス用語辞典編集委員会、日本ロジスティクスシステム協会 , 白桃書房, 2002.
ロジスティクスの基本的な用語についての解説が載っています。
日通総合研究所 編,『日経文庫 物流用語辞典』日本経済新聞社, 1976. とても手ごろな価格ですが、売っているか・・・。特に輸送(船、航空、鉄道、トラック)関連は充実しています。


Updated on August 11th, 2005

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